weave

Photos: 河田弘樹 / Courtesy of 2321 建築設計

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主要用途:住宅 / 建設地:埼玉県 / 竣工:2025年
建築設計:2321 建築設計 / 施工:秋山建築有限会社
階数:地上3階 / 延床面積:約110㎡ / 構造種別:木造在来工法、木造ラーメン工法 / 基礎形式:直接基礎

吹抜空間の大開口を、木造ラーメンで実現

市街地に位置する、細長い敷地に計画された木造住宅です。

間口方向の剛性確保が課題となる条件に対し、在来工法による耐力壁の配置に加え、間取りの自由度を確保するため、間口方向に120mm×390mmの集成材による木造ラーメン架構を3フレーム配置しています。

ラーメン架構の柱梁接合部には引きボルトを上下端に配置し、曲げによって生じる引張力を負担させています。これはRC造の梁における主筋配置と同様の考え方で、木造でありながらラーメンとしての構造性能を成立させています。

2階から3階にかけて階段と連続する吹抜け空間では、このラーメン架構により大きな開口を実現し、階の連続性を感じられる空間となっています。

また、室の性格に応じて一部では天井を設けず、上階の床梁をあらわしとして計画されています。あらわしとなる床組は、梁成やピッチについて建築設計者の細やかな調整が反映されています。

一般的な木造住宅が910mmモジュールに基づくのに対し、本計画ではその前提が見直され、家具や人のスケール、室内のしつらいに呼応する独自のモジュールが設定されています。

構造と空間が相互に関係しながら、建築設計者により住宅の在り方が丁寧に再定義された建物となっています。

Photos: 河田弘樹 / Courtesy of 2321 建築設計