
N.viento
主要用途:商業ビル / 建設地:北海道 / 竣工:2024年
建築設計:株式会社アカサカシンイチロウアトリエ
施工:藤建設工業株式会社
階数:地下1階、地上11階 、塔屋1階 / 延床面積:約1,600㎡ / 構造種別:鉄骨造 / 基礎形式:直接基礎
傾斜柱による柱位置調整で、テナントの使いやすさを向上
都市部の角地に計画された、地上11階建ての鉄骨造商業ビルです。
活用できる床面積を最大化するよう計画されており、低層部・中層部・高層部で外形が変化する構成は、街並みに対して変化と立体感をもたらしています。
外装は透明感のあるガラスカーテンウォールとして計画されており、それに呼応するよう、架構はシンプルなラーメン構造を採用しました。
柱断面は低層部で550角、上層に向かって400角へと段階的に縮小し、梁には外形一定型のH形鋼を採用しています。フランジおよびウェブの板厚を調整することで断面性能を最適化しています。梁せいについても、低層部で800mmから上層部に向かって550mmへと変化させています。
1階では避難経路確保のため、柱位置を約800mmセットバックする必要がありました。当初は1階の柱位置を上階まで通し、外周部を跳ね出す計画も検討されましたが、柱がフロア内部に残ることでテナントレイアウトに制約が生じることが懸念されました。そこで、2階の柱を傾斜させて3階の柱へと接続する構造とすることで、上階の柱位置を外周部に戻しています。フロア端部に柱を整理することで、テナントの自由度と使いやすさの向上に寄与しています。
低層部・中層部・高層部の切替位置では、その形状変化を活かして屋外テラスが計画されています。テラスを有するフロアは、付加価値の高い空間となり、多様なテナント利用を可能としています。
